親業とは

親業とは

主婦業があるように、「親」の職業という意味です。

アメリカの心理学者トマス・ゴートン博士が始めた「親としての役割をはたす訓練」の活動がはじまりです。

親が職業であるといっても、むろん親としての役割をはたすことによって、

金をとるのではありません。

人間は誰でも子を産めば親になります。

しかし、本当に親になるのは難しい。

親を職業と心得て、勉強し、努力して、はじめて親になれる。

それが親業の意味です。

親業と子育ての違い

親業とは、子育てのことです。

しかし、それを「親業」としたのは、

従来の子育てのなかでは、

「子供がいかに育つか」

と、子供の方に重点が置かれています。

親業では、

「子供が育つ上で親がいかに関わるか」

という親の側に焦点を当てて

子育てを見直すところに大きな特徴があります。

親業が重視しているもの

親業の教育、訓練で重視しているものは、

親と子供の関係です。

親が子供を一方的に支配する権威主義でもなく、

他方、子供を一方的に尊重する甘やかしでもなく、

人間と人間が互いに話し合う関係にするにはどうすればよいのか。

心理学を専門にするゴートン博士は、

「親業」という書籍の中で、

詳細に、親業教育について論じています。

子供が何か問題をひきおこすと
誰しも親を非難する。
親は非難されるが訓練は受けていない。
何百万という新しい父親や母親が毎年生まれ、
人間の仕事のなかでも一番難しい仕事につく。
―ほとんどなにも自分でできない小さな人間の肉体的、
精神的健康に全責任を負い、
生産的、強調的で、
なにか貢献のできる社会人に育て上げるという親業に。
これほど困難で、能力や努力を必要とする仕事がほかにあるだろうか。
「親業」サイマル出版会(トマス・ゴートン著)より一部抜粋

親業を知って

以前は、私自身が子供と関わる中で、
子供をいかに育てるか、

という子供を重点に考えていました。

その為、子供を自分の都合良いように
コントロールしようと、

怒鳴ったり、ヒステリーを起こしたり。

また、自分が親としての仮面を被り、
自分が未熟なのを棚にあげて
躾をしてきたので、信憑性がない。
子供と一緒にいても全く楽しくない。
そんな戸惑いとともに
辛い毎日を過ごしていたことを
鮮明に思い出せます。

でも、たとえ子供であっても、
誰かを変えることはできないことに
ようやく気づけたのです。
親としての自分の在り方が変われば、

子供の行動も変わっていくのです。

結局、
子供の問題だと思っていたことは、
すべて自分の問題でした。

その親としての在り方を学び、考えることが親業だと、私は思います。

【トマス・ゴードン著 親業】
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