こんにちは、ライトです。
今回は、裁量トレードでもよく話題になる「窓(ギャップ)」と「窓埋め」についてお話しします。
特に**週明け(月曜日)**に発生しやすい現象で、私も相場を見るときに意識しているポイントのひとつです。
✅ 「窓」とは何か?
FXの“窓”とは、前のローソク足と次のローソク足の間に価格の空白(ギャップ)ができることを指します。
たとえば──
- 金曜日の終値が「145.00円」
- 月曜日の始値が「145.50円」
このようにローソク足が飛んで始まることを「窓が開く」と言います。
これは、土日に出たニュースや経済の動きなどによって、
市場が再開したときに一気に価格が動いてしまうためです。
✅ 「窓埋め」とは?
“窓埋め”とは、その空いた窓(ギャップ)を埋めるように価格が戻る現象のこと。
たとえば月曜朝に上に窓が開いた場合、
その後に価格が下がって金曜の終値まで戻るような動きです。
これは、「ギャップは埋まりやすい」という市場心理や、
ポジション調整などが影響していると考えられています。
✅ なぜトレーダーは“窓埋め”を狙うのか?
窓が開いたとき、多くのトレーダーが次のように考えます。
- 「この窓、埋めに来るかも?」
- 「ギャップの逆方向にポジションを取れば利益が出るかも」
実際、統計的にも一定の確率で窓は埋まると言われています。
そのため、月曜朝に窓埋め狙いのエントリーをする人も少なくありません。
ただし「必ず埋まる」というわけではないので、慎重な見極めが必要です。
✅ 私が窓を見たときに意識していること
私自身、週明けに窓が開いたときは以下のポイントを確認しています。
✔ ファンダメンタル要因があるか?
大きな窓が開いているときは、週末に材料(地政学リスク、要人発言など)があった可能性が高いです。
“窓埋めせずにそのままトレンドが加速する”ケースもあるので注意。
✔ 直近のサポート・レジスタンスとの位置関係
窓の先に抵抗帯があるかどうかを見て、戻りやすいか判断しています。
✔ 東京時間の動き方
月曜の東京時間は流動性が低いため、無理にポジションを取らず様子を見ることも多いです。
✅ 注意点:窓埋めだけを過信しない
「窓=埋まる」は万能ではありません。
- 材料が強いと窓を埋めずにそのまま伸びる
- 埋めに行ってからさらに逆方向に大きく動くことも
そのため、損切りラインの設定やポジションサイズの管理がとても重要です。
✅ まとめ
FXにおける“窓埋め”は、裁量トレードのヒントになる現象の一つです。
- 窓が開いた理由を冷静に分析する
- 直近のテクニカルポイントと照らし合わせて判断する
- 無理なエントリーは避け、リスク管理を徹底する
この3つを意識すれば、「窓」を味方につけることも可能です。
週明けの相場を見るときは、ぜひ“窓”の存在にも目を向けてみてくださいね。