こんにちは、ライトです。
FXや株、どんなトレードにも共通して大切なのが、「期待値のあるトレード」を積み重ねること。
今回は、その“期待値”の意味と、どうやってそれを見つけ出すのかについてお話しします。
✅ 期待値とは?
トレードにおける期待値とは、「その手法を長く続けたときに、平均してどれくらいの利益(または損失)が見込めるか」というもの。
たとえば、勝率50%、利益が100pips、損失が50pipsという手法なら、
期待値 =(勝率×平均利益)−(負け率×平均損失)
=(0.5×100)−(0.5×50)= +25pips
つまり、1回あたりのトレードで平均25pipsのプラスが見込めるというわけです。
✅ 期待値のあるトレードは「仮説」から始まる
まずは仮説を立てることが出発点です。
「この時間帯ならブレイクアウトが起きやすいかもしれない」
「このインジケーターの組み合わせは反転のシグナルになりやすいのでは?」
このような**“なんとなく”の気づきやアイデアを、具体的な条件に落とし込んでみる**のが、トレード研究の第一歩。
✅ 過去チャートで検証してみる
仮説を立てたら、次は過去チャートで検証してみましょう。
TradingViewやMT4などを使って、実際にそのルールに当てはめてみることで、「エントリーの再現性があるか」「勝ちパターンが続くのか」を確認します。
✅ バックテストで数字を取る
さらに本格的に検証したい場合は、自動売買にしてバックテストを回すのがおすすめです。
EA化してしまえば、数年分のデータを一瞬で検証できます。
- 勝率
- 平均利益・平均損失
- ドローダウン
- 連敗数
これらの数字から「この戦略が期待値のあるトレードかどうか」を客観的に判断できます。
✅ 修正・改善を繰り返す
1回のテストで完璧なロジックが完成することはありません。
- 条件を少し緩めたらどうなるか?
- ロンドン時間だけに絞ると改善するか?
- 利確や損切りの幅を変えるとどうか?
このように、仮説→検証→修正→再検証というサイクルを繰り返すことで、少しずつ精度の高いトレードルールが出来上がっていきます。
✅ 裁量でも自動売買でも大事なのは“再現性”
このプロセスは、裁量トレードでも自動売買でも共通です。
なんとなくの感覚ではなく、**「この条件なら再現性が高く、利益を残せる」**という裏付けを持っているかどうかが、勝ち続けるトレーダーの分かれ道になります。
✅ まとめ:検証する人が最後に残る
トレードは感情ではなく、数字と検証の世界です。
だからこそ、
- いいなと思ったら仮説を立てて
- 実際にテストして
- ダメなら直してまた試す
という地道な積み重ねこそが、長く勝ち続けるカギになります。